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試製対空戦車 タセ(しせいたいくうせんしゃたせ)は、1941年(昭和16年)3月に日本陸軍が開発した対空戦車である。制式化はされなかった。 == 経緯 == 1930年代から航空機に対する機関銃の威力の向上が問題となった。ここから日本陸軍は新式の対空機関砲の研究をはじめ、1934年(昭和9年)、対空機関砲を新たに試作し、改修と試験を繰り返しながら昭和13年に制式にこぎつけた。これが九八式二十粍高射機関砲(ホキ砲)である。運用するにあたり、ホキ砲は陣地をしつらえて射撃することが必要であったため、車載時に敵機の攻撃に対して即応できないことが問題とされた。このため九四式六輪自動貨車に九八式二十粍高射機関砲を搭載し、制式採用されて整備された。 こののち、対空戦闘用の車輛の開発は、半装軌車搭載型を経て、全装軌車搭載型のキト車が構想された。キト車は九七式軽装甲車の車体を利用していたが、車体が小さく操砲に不便であったこと、防楯がつけられないこと、搭乗が不便等の理由から不採用となった。 しかしキト車の経験を踏まえたうえで、1941年(昭和16年)3月、対空戦車の開発が開始された。略符号はタセ(単装機関砲搭載戦車の略)である。研究用車体には九八式軽戦車が選定された。九八式軽戦車は、九五式軽戦車が戦線で活躍していたことから代替が進まず、量産が開始されたのは1942年(昭和17年)からであり、研究当時は試作段階に留まっていた。 タセ車の運用は、戦車部隊に随伴し、航空攻撃から部隊を防御することが考えられていた。これは1939年(昭和14年)からの電撃戦による航空攻撃の活躍の影響が大きい。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「試製対空戦車 タセ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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